プラモ作りはおまかせ

私の妹には二人の息子がおり、時々玩具の取り合いもしながら仲良くやっています。

そんな妹宅に、映画を見に行くついでに先日お邪魔したのですが、なんと食欲魔神の下の子が、お菓子ではなく食玩をせがんだそうで、母は見切り品で安かったものを買ってあげたそうです。しかし、買ったはいいが、中身は対象年齢8歳以上のプラモデル。下の子はまだ3歳。上の子も5歳で、まだプラモ作りは難しそう。さて、どうするか。

結局、私が作ることになりました。何しろ昔からプラモデルづくりが好きで、いざというときのためにニッパーを持ち歩いているほど。喜んで役目を仰せつかり、組み立て開始。

まずは骨組みを作り、その上に外装をかぶせていく作りのようです。箱の裏に印刷されていた説明書き通りにグレーのパーツを切り離し、接続して、骨組みの完成。頭だけは最初から色が塗ってあって見栄えがします。

この頭の接続だけは甥がやりたがったのでやらせてあげて、続けて外装を作る作業。このプラモデルは共通の骨組みの上にモデルごとに独自の外装をかぶせて、動物をモチーフとしたロボットを作ったり、複数の製品の外装を組み合わせてオリジナルのロボットを作るというもののようで、今回のものはゴリラがモチーフでした。説明書にはいかにも「外装を装着だ!」みたいな感じの煽り文があって、本来は子供が自分で組み立てて、自分で完成させる興奮を味わうものなのでしょうが、まだ5歳と3歳の甥たちには早すぎるので、大人が黙々と白い外装を装着。最後は巨大な手と足をつけて、シールを貼って完成です。

一度組み立ててしまえば、3歳の子供が遊んでもそうそう部品が外れることはないような頑丈な作りのようなので、あとは飽きるまでひたすら遊んでもらうだけ。大人としては、子供のほうが「遊び相手」だと思ってくれているうちが華ですし、頼ってくれるうちは喜んで頼られます。ともあれ、自分が組み立てた玩具で遊んでもらえるのは嬉しいものです。でも、いずれは一緒にプラモを作れるようになりたいな、と。